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股関節サポーターって何?役割と利用シーンなど

骨盤

股関節が安定しない、歪んでいるという方は股関節サポーターが効果的です。 ただ、肘や膝のサポーターであればどんなものか想像つきますが、股関節サポーターがどのようなものか分からないかもしれませんね。 股関節サポーターとはどのようなものなのでしょうか。

股関節サポーターって?

股関節サポーターは、膝関節サポーターなどと同じように関節を固定するために使うものです。 ですが股関節というのは足の付け根の奥、骨盤とつながっている部分にあるので、膝や肘の関節のように直接固定することはできません。そのため股関節サポーターと言っても、固定するのは骨盤になります。ですので見た目的には骨盤矯正ベルトと似ています。 ただ骨盤矯正ベルトは骨盤周りを固定するだけですが、股関節サポーターは足の付け根部分も固定できるようになっています。 骨盤と足の付け根にサポーターを巻くことで、ズレたり歪んだりしている股関節をしっかり固定できるのが股関節サポーターです。 では、どんな時に使われているのでしょうか?次にみていきましょう。

利用シーン1:怪我のリハビリに

怪我によって歩きにくくなるなどの症状が出た場合は、リハビリをしなくてはいけません。動きが悪くなった部分をスムーズに動かせるようにするのですから、リハビリにはかなりの時間と大変な労力が必要になります。 股関節サポーターはそんなリハビリに役立ってくれます。

怪我から回復するためのリハビリは、専門の医師が治療メニューを組み立てます。 股関節というのは、足の付け根の奥にあるので専門的な知識を持った人が治療メニューを作らないとアプローチできないのです。 怪我の状態は人それぞれ違いますから、基本的にオーダーメイドになります。 そのリハビリの核となるのが、骨格筋回復というものです。 骨格のポジションを正しい位置に戻すことで、正常に動かなくなってしまった股関節を元通りにしていきます。 ただ、怪我によってずれてしまった骨格は自分の意志だけで正しい位置には戻せません。 そこで必要となるのが股関節サポーターです。

股関節サポーターというと、股間節の動きをサポートするというイメージがありますね。 確かに、負荷を減らすことも重要な働きです。 しかしもう一つ、股関節を固定させるという働きも持っています。 いくら股関節がサポートされても、ぐらぐら動いてしまったらその分の負荷が他の部位にかかります。 負荷を減らすためには、正しい位置に固定する必要があります。 股関節サポーターは、股関節を正確な位置に固定できるからこそ、装着するだけで負担を軽くできるのです。

股関節のリハビリの方法は人によって異なりますが、基本となるのは股関節の筋肉を緩めながら、支えている筋肉を鍛えるのを目的としています。筋肉が硬かいと股関節の動きが悪くなってしまいますし、筋力が衰えると股関節への負担が大きくなります。

この状態を改善するために行うのがリハビリなのです。ですので、リハビリではストレッチをして筋肉を緩めたりスクワットで筋力を鍛えます。ただ、怪我によって股関節の動きが悪くなっていると、ストレッチをしても股関節を正しい位置に戻せません。 また股関節がずれていたら、そのずれた部分の筋肉が鍛えられてしまうため、歪んだままになってしまいます。 股関節サポーターを着けてストレッチやスクワットを行えば、股関節を正確な位置に保ったままリハビリができるので、怪我からの回復にはおおいに役立ってくれます。

もし、リハビリを続けていても怪我の状態からなかなか回復しないというときは、担当医に相談して股関節サポーターを利用してみるといいですね。

利用シーン2:変形性股関節症の軽減に

怪我や事故をしたわけでもなく、先天性でもないのに股関節が痛いというのは変形性股関節症かもしれません。 股関節は上半身の重さを支える重要な役割をしているだけに、大きな負担がかかるので変形することがあります。 股関節が変形すると、日常生活に支障が出てしまうため股関節サポーターを使ってサポートしてください。

変形性股関節症って?

変形性股関節症は、股関節をなめらかに動かすための軟骨がすり減ることで発症します。 軟骨がすり減る原因はいろいろありますが、ハードなスポーツや怪我などがない場合は、加齢が考えられます。 股関節は足を動かすときには必ず使いますし、上半身を支えているので、就寝時以外は常に負担がかかっています。 軟骨は加齢とともに合成量が減少しますし、長年使えばその分すり減ります。 軟骨がすり減ってしまうと、骨を動かすときの刺激や摩擦が関節にダイレクトに伝わります。 そのため、股関節はダメージを受けて変形し、動かしたりする時に痛みが発生する変形性股関節症になるのです。

変形性股関節症の初期症状は、ちょっと運動をしたり長時間歩くと、太ももやお尻などに軽い痛みを感じるというものです。 運動不足だったりすると、下半身がだるくなったり痛くなったりするので、症状が出ても気がつきづらいです。 ですが症状が進行していくと、普通に動く時でも足の付け根の奥に痛みが出るようになります。 これは始動時痛というもので、この症状が出ても放っておくと動いている間中痛みが発症する運動痛が起こるようになります。 運動痛があっても動けない、ということはありません。 しかし、階段がスムーズに登れなくなったり、片足だけに負担がかかり膝痛が併発することもあるので注意しましょう。 さらに進行すると、動かなくても痛みが起こるようになり、最終的には痛みのせいで眠れないという状態になることもあります。

サポーターで股関節への負担・痛みを軽減

変形性股関節症は進行性の病気なので、放置しておくと関節の隙間がなくなってしまいます。 そうならないように手術をするという方法もあるものの、それでも完治しないことがあります。 変形性股関節症の進行をストップするには、股関節に負担をかけないようにする必要があるのです。 股関節サポーターは、サポーターが負担を軽減する役割を持っています。 負担が軽減されれば軟骨のすり減りを防げますし、痛みの発症も抑えることができるので、治療を受けていても股関節サポーターは使うべきと言えるでしょう。

変形性股関節症は放っておいて治るものではありません。変形をそのままにしておくと悪化しますから、股関節サポーターでしっかり守ってあげるのがベストです。

利用シーン3:立ち上がりが辛い人に

立ち上がれないわけではないけど、立ち上がるいう動作が辛いと日常生活に支障が出ます。 特に、電車やバスなどで急いで席を立たなくてはいけない時などは注意が必要です。痛みなどがなければ何でもないことですが、立ち上がる動作は頻繁に行うことなので股関節サポーターを試してみましょう。

筋トレで改善できる?

立ち上がる時にはいろいろな筋肉が連動しますが、その中でも重要となるのが太ももの前の筋肉の大腿四頭筋です。 大腿四頭筋は、中間広筋と内側広筋、外側広筋、そして大腿直筋という4つの筋肉の総称です。 この4つの筋肉が、立つ歩く走るなどの下半身を動きをサポートしていますが、立ち上がるのに一番関わるのは大腿直筋です。 大腿直筋は股関節から膝関節をまたいでいる二関節筋で、足を前に降り出す股関節屈曲にも関わっています。 大腿直筋がしっかり動くことでスムーズに立ち上がれるのですが、それを支えるのが股関節です。 つまり、股関節が歪んだり弱まったりしていると、大腿直筋を支えられなくなるため立ち上がりが辛くなるのですね。

立ち上がりが辛いのであれば、まずは大腿四頭筋をトータル的に鍛える必要があります。 大腿四頭筋を効率よく鍛えられるのはスクワットです。 スクワットは、前ももの筋肉にかかる負荷がもっとも大きいトレーニングなので、数回行うだけでもしっかり鍛えられます。 1日5回を3セット、毎日続ければ大腿四頭筋の筋力が強化されて、下半身の動きがスムーズになります。 ただしすでに立ち上がるのが辛いということは、股関節が弱っているためスクワットさえ出来ない状態かもしれません。 股関節が安定していないのにスクワットをしてしまうと、さらに負担をかけて症状を悪化させてしまう恐れがあります。 ですので、スクワットが出来ない方は、まず股関節の状態を改善する必要があります。

股関節の状態改善も大切

股関節の状態を改善するには、とにかく負担をかけないことが一番の対策法になります。 と言っても、股関節は下半身の動きすべてに関わっていますし、上半身も支えているので休む暇はありません。 常に何らかの負担がかかる環境にあるので、そのままでは股関節の歪みやズレは改善できません。 股関節サポーターは、太ももから骨盤を固定して支えるので、股関節への負担を大幅に減らせます。 サポーターを着けることで負担を分散できますから、ダメージを回復させられるのです。 ダメージが回復すれば大腿四頭筋を鍛えられるようにもなるため、結果的に立ち上がりの辛さも改善できるのですね。

股関節サポーターを試す時には立ち上がりが辛くないか、体にフィットしているかもしっかり確認して改善に役立ててください。

股関節は下半身の動きはもちろん、生活活動すべてに関わる重要な関節ですから、股関節サポーターをうまく活用して改善していきましょう。




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