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絶対知っておきたい!身近な有害物質「ホルムアルデヒド」

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ホルムアルデヒドって?

衣類や防腐剤、木製家具に使う接着剤や塗料など、家庭用品として私たちの身近なモノに幅広く使用されているホルムアルデヒド。

ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色の気体であり、有機溶媒として使用されるメタノールを空気酸化することで作られます。 プラスチックの一種のメラニン樹脂やフェノール樹脂の原材料としても使用されるなど、非常に安く作れることから様々な用途に広く使われています。塗料や接着剤には独特な臭いがしますが、それはホルムアルデヒドの臭いです。

このホルムアルデヒドは、発がん性があることでも知られています。毒物および劇物取締法により医薬用外劇物にも指定されるほどの有害物質ですから、少なからず健康被害が及ぶと考えられます。 塗料や接着剤、衣類などに使用される場合は、もちろん人間の身体に悪影響が及ばない程度まで濃度が薄められてはいます。 しかし、濃度が薄いとは言っても、そうした塗料や接着剤は住居内において、家具や建築資材、壁紙を張る際などにたくさん使用されているのです。

話題となったシックハウス症候群

最近話題になっているシックハウス症候群も、このホルムアルデヒドが原因物質の一つであると言われています。 ホルムアルデヒド入りの塗料や接着剤が多く使用された家に長く住んでいれば、健康被害を訴える人も少なからずいるのです。

ホルムアルデヒドは、家具・建築資材・壁紙などから徐々に室内に拡散されており、0.2ppm以上の濃度があれば人間の身体に影響を及ぼすと言われています。 厚生労働省では室内のホルムアルデヒドの濃度については、0.8ppm以下であれば健康上問題がないとしています。

濃度の高いホルムアルデヒドに汚染された室内に入ると目や気道に刺激を感じます。 0.2ppmの濃度であれば、かすかな臭気を感じる程度ですが、0.5ppmになると明らかに臭気を感じるようになるようです。 1ppmから2ppmの濃度になれば目や鼻に刺激が、3ppmから5ppmの濃度だと目や鼻、喉にも強い刺激を感じるようになり、とてもその場には長く居られないほどらしい。 10ppm以上の高濃度になれば呼吸困難などを引き起こすこともあります。 ホルムアルデヒドを長年吸い続けていると咽頭炎や結膜炎、皮膚炎なども引き起こし、薬で一時的に良くなってもすぐに症状を繰り返してしまいます。

ホルムアルデヒドが原因で起こるシックハウス症候群は、1990年後半くらいから大きな問題となりました。 シックハウス症候群は、室内の微量な化学物質に敏感に反応してさまざまな不快な症状を起こすものです。 不眠や視力障害、だるさや頭痛、微熱や筋肉痛などさまざまな症状が報告されています。 ホルムアルデヒドを使用した塗料や接着剤などの使用が法律で規制されるようになったのは2003年からです。さらに法律で厳しく建築資材へのホルムアルデヒド使用が制限されるようになったのは2015年からです。 2015年以降に建築された建物やリフォームされた部屋はシックハウス症候群などの危険もほとんどないでしょう。 しかし2014年よりも前に建築された建物は要注意です。 1980年代から1990年代にかけてはホルムアルデヒドの規制もなくホルムアルデヒド入りの塗料や接着剤を使用した建築用材を使ってたくさんの住宅や公共施設が建てられています。

衣類そのものにも使われている?

恐ろしいことに、ホルムアルデヒドは衣類のしわや縮みを防ぐ目的で”衣類そのもの”にも使用されているようです。 また、衣類はホルムアルデヒドを吸着しやすいことから、家具から汚染されることに注意も必要です。
衣類といっても大人用だけでなく、乳幼児用の衣類や寝具など、様々な繊維製品にホルムアルデヒドが使用されているようなので、 特に赤ちゃんのいる家庭は注意しなければなりません。

高濃度のホルムアルデヒドを含む衣類や繊維製品に触れれば、発疹やアレルギーなどを引き起こすケースもあります。 ただ、衣類にも規制基準が設けられており、生後24か月以内のベビー用品はより厳しい基準になっているようです。 また、ホルムアルデヒドは水に溶けやすいため、洗濯すればほぼ完全に除去できます。

対策・まとめ

このように、ホルムアルデヒドは目に見えないものの、家具や壁紙・衣類など身近なところに潜んでいるのです。

対策としては、家具や衣類などを選ぶ際、必ずホルムアルデヒドに配慮された商品かどうかを確認しましょう。 新品の衣類などを買ってきたら必ず洗濯してから使いましょう。特にベビー服は必須。

DIYで自宅で塗料や接着剤などを使う時は、必ず換気をし、マスクなどで肌の露出も控えて作業すればより安心です。 接着剤はお子様でも工作などで利用する機会があるので、大人が注意してあげましょう。
このようにちょっとしたことを習慣化すれば、ホルムアルデヒドによる健康被害を予防出来るのです。




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