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口臭予防のためには唾液が必要?その効果と分泌量の増やし方

女性の歯2

口臭の予防に必要不可欠なものが唾液であり、様々な効果によって口臭の発生を防いでいます。 唾液には汚いイメージがあるかもしれませんが、口にとってはその逆で、口内を清潔に保つために不可欠なものなのです。 そのため、唾液の量が不足していれば口臭を抑えることは難しいでしょう。 反対に、口臭が気になる場面で唾液の分泌を増やすことにより、ある程度臭いをコントロールすることもできます。 いずれにしても唾液を抜きにして口臭予防は語れません。

唾液が口内環境を維持している

口の中がいつも健康に保たれているのは、他でもない唾液のおかげです。 それが口臭予防に寄与していることは言うまでもないでしょう。 まず、唾液がなければ口の中はからからに乾いてしまいます。 そうなると口の内壁や舌の粘膜が傷み、免疫力の弱った粘膜上で口臭の元となる細菌が繁殖します。 実際、口が乾燥している人は口臭がきついことが多いです。 さらに、唾液が流れることで口の中のゴミが洗い流される効果もあります。 これも口臭の予防になります。 食べ物のかすやはがれた粘膜といったゴミによって細菌が悪臭を発生させ、繁殖して数を増やすからです。 唾液の働きはまだまだこれだけではありません。 口の中のpHを調整するのも、やはり唾液です。 唾液がないと口内の酸性が強くなって歯が溶け、虫歯になりやすくなったりという問題が起こります。 虫歯も細菌の温床であり口臭の原因になる病気です。

唾液には抗菌作用もある

口臭が生じる最大の原因は歯と歯の間や歯と歯茎の間、舌の苔、虫歯で空いた穴などに棲みついた細菌にあります。 この細菌がゴミを腐敗させて発生させる有毒なガスが、口臭となるのです。 唾液が口内環境を良好に保つことで、細菌の繁殖を抑えることは既に言いました。 ですが、それだけでなく唾液自身にも抗菌作用のある多くの物質が含まれています。 リゾチームという成分は細菌を覆う細胞壁という組織を溶かして、細菌を殺します。 ラクトフェリンという成分は、細菌の生育に必要な鉄を奪います。 さらにラクトフェリンは細菌の細胞膜、細胞壁という組織にダメージを与えることでも細菌の繁殖を抑制します。 唾液には、また免疫グロブリンというタンパク質が数種類含まれています。 免疫グロブリンは名前の通り人間の免疫を担うタンパク質であり、細菌の活動を抑える働きがあります。 その他にも唾液にはたくさんの抗菌物質が含まれており、細菌に対抗し続けています。

唾液を増やすには?

まずは十分な水分補給を行いましょう。 既に十分な水分を摂っているならいいですが、体の水分が足らなくなれば唾液の量が減るのはもっともな話です。 水などの飲み物を飲むことで、口をすすぐ効果も期待できます。 唾液の量を増やす次の方法は、物をかむことです。 食べ物を咀嚼する運動が刺激となって、唾液の分泌が促されることはよく知られています。 かむ量が多いほど唾液もたくさん出ます。 お店によく売られている口臭予防のガムは、香りによって口臭を隠すと同時に、顎を動かすことで唾液の分泌を増やすことを意図しています。 梅干しなどのすっぱいものや塩昆布など味の濃いものをかじることも、多くの唾液を分泌させます。 これは唾液によって、酸性や塩味等が濃すぎるのを薄めるための条件反射です。 また、ストレスをためないことも実は唾液の量を維持する役に立ちます。 ストレスがたまると自律神経のうち交感神経の働きが活発になり、これが唾液の分泌を減らしてしまうのです。

まとめ

口臭を予防するために唾液ほど重要なものはありません。 唾液は口内を乾燥から守り、口の中のゴミを洗い流してきれいにし、pHの調整までしています。 そうした様々な仕組みによって口を健康かつ清潔に保ち、悪臭を放つ細菌の繁殖を抑えています。 しかも、唾液自身にも抗菌作用のある多くの物質を含んでいます。 したがって唾液を増やすことが口臭の予防につながります。 十分な水分を摂るのはもちろんですが、食べ物をかんで顎を動かしたり、味の濃いものをかじったりすることでも唾液の分泌を増やせます。 ストレスが唾液を減らすことにも注意しましょう。




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